Traisental(トライゼンタール)

葡萄栽培地域の名称です。
ニーダーエストライヒ(Niedersterreich)州西部、州都サンクト・ペルテン(St. Plten)からドナウ河(Donau)までの地域です。トライゼン川(Traisen)流域で、Tal(タール)はドイツ語で谷(渓谷)を意味しています。
古くから葡萄栽培は行われていたようですが、小規模経営のワイン農家が多く、自らの手でボトリングできぬまま、その名はオーストリアのワイン業界でも埋もれてしまっていました。近年になり、若い生産者がワイナリーと呼べる規模の生産まで積極的に発展させ、ボトリングを開始し、この地域の実力を示し初めています。
夏暑く冬寒い大陸性気候と、東からの暖かいパンノニア(Pannonia)気候の影響を受けていますが、西部へいく程大陸性気候の影響が強くなります。土壌は石灰質でグリュナー・フェルトリーナー(Grner Veltliner)の栽培に適しています。
白ワインの生産量が85%以上を占め、グリュナー・フェルトリーナーの他にリースリング(Riesling)、シャルドネ(Chardonnay)等に品質の高いものがあります。
最も重要な生産地は、北部のトライゼマウアー(Traisemauer)です。