モーツァルトの面影と古い町並み
ドーム小路(Domgasse)からバル小路(Ballgasse)へ

シュテファン大聖堂(Stephansdom)の裏手にあたるドーム小路から出発して、モーツァルトハウス・ウィーン(Mozarthaus Wien)ドイツ騎士団の館(Deutchordenshaus)というモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)ゆかりの建物を経由しながら、古い石畳の小路を辿るコースです。最後はケルントナー通り(Krntner Strae)か、あるいはその通りにある比較的新しいデパート、シュッテフィル(Steffl)に至ります。ゆっくり歩いて30分。見学も含めると1時間〜2時間のコースです。

シュテファン大聖堂の裏手(東側)には商店が並んでおり、この並びの1番端(北側)は本屋になっています。本屋の右手に建物の入口のような(扉が付いています)ものがあります。これがドーム小路の入口です。ドーム小路の入口は短いアーケードのようになっていて、両側の店の商品などがディスプレイされています。ここは夕方になると閉められてしまいますので(恐らく7時頃)、その場合は左手のシーレ通り(Schlerstrae)からドーム小路に入ってください(本屋の裏手に道があります)。

シュテファン大聖堂の東側には商店が軒を並べている ドーム小路の入口、建物の入口のような感じがする

アーケードを過ぎると、小路というに相応しい細い道に出ます(まだドーム小路です)。10m程歩いた左手に、入口の大きい水色の建物が見えます。ここが、モーツァルトが「フィガロの結婚(Le Nozze di Figaro)」を作曲した当時に住んでいたとされている、モーツァルトハウス・ウィーン(Mozarthaus Wien)です。見学は有料ですが可能です。

ドーム小路、モーツァルトハウス・ウィーンが見える モーツァルトハウス・ウィーン

モーツァルトハウス・ウィーンの前はT字路になっていて、ドーム小路から横に真直ぐ伸びている短い通りがブルート小路(Blutgasse)です。日本語に訳すと「血しぶき小路」となります。どうにも物騒な名前ですが、実際には静かな通りで人通りも少なく、通りの中程に小さなバーが1軒あるだけの落ち着いた雰囲気となっています。モーツァルトハウス・ウィーンからこの通りを見ると、突き当たり(小路の終わり)付近には美しいアーチも見えます。古き良きウィーンの雰囲気が漂い、モーツァルトハウス・ウィーンの前ということもあり、モーツァルトにでも出会えそうな感じさえします。
バーの横の入口を入ると小さな庭があります。ここはウィーンでも最も美しいといわれているパヴラッチェン(Pawlatschen:中庭に面したバルコニー構造)を見ることができます。この庭は他人の敷地のような感じがしますが、奥へ入っていくと商店などもありますし、別の通りへも向けられますので、基本的には公共の道、遠慮は無用です。

名前とは違い静かなブルート小路 ウィーンで1番美しいといわれるパヴラッチェン 人通りもなく本当に静かです

ブルート小路を抜けると、人通りの多いシンガー通り(Singer Strae)に出ます。ここを右手に少し行くと、モーツァルトが初期に住んでいたドイツ騎士団の館(Deutchordenshaus)があります。博物館もありますので見学は可能です。また、中庭のパヴラッチェンもいい眺めです。
ドイツ騎士団の館の向かい側には、ウィーン市内に何店舗か展開しているAkakikoという、日本人には意味不明の日本料理店があります。名前はとにかく現地の方の受けはよいらしく、客入りは悪くありません。その東側には、これもチェーンのスーパービラ(Billa)があります。ここの地下のワイン売り場の品揃えは、日常に飲む手頃な値段のワインを中心にかなり充実しています。またここは安価が売り物のスーパーですから、オーストリアの食材(お菓子からスープの素まで)を手頃な価格で手に入れることができます。ただしレジ袋は有料です。
ブルート小路の出口からこの通りを5m程東(ドイツ騎士団の館と反対方向)に進むと、角にカフェのある小さな通りがあります。ここを入って行ってください。フランツィスカーナ広場(Franziskanerplatz)に出ます。この広場には、映画「恋人までの距離(Before S9unrise)」や旅番組で紹介されたことのある、クライネス・カフェ(Kleines Cafがあります。名前通りに小さなカフェです。個人的には落ち着けそうにないし、入る気にもなりませんが、映画でも映されていた(占いをされていた)外の席は気持ちよさそうです。この広場も人通りが多くはないので、狭い中より外の方が落ち着けるかもしれません。

フランツィスカーナ広場の噴水と教会 クライネス・カフェ

広場のほぼ向かい側にはフランツィスカーナ教会(Franziskanerkirche)があります。ここは外見は地味ですが、内部の装飾は見事です。観光客も少ないので心行くまで見学することができます。だたし、ミサが行われている場合は遠慮してください。

バル小路の入口 行き止まりに見えますが、通りは続いています

教会の横の道路を隔てて、建物の入口のようで、覗き込んでも行き止まりにしか見えない、薄暗い通りがあります。ここがバル小路です。通りが大きくカーブしているだけですので、そのまま入って行ってください。カーブを曲がり切ると、小路は2手に分かれます。バル小路は左手へと続いていきます。右手はブルスト小路(Blstgasse)で、ホイリゲ(もどき)のギゲル(Gigerl)があります。郊外のホイリゲ街まで足を延ばす時間のない方には、小路に並べられたシャニガルテン(Schanigarten)で味わうワインもお勧めです。この付近はビストロ(ドイツ語だとバイスル:Beisl)風のレストランが何軒かあります。古い小路を眺めながら味わう料理は、雰囲気だけでも満足できると思います。

バイスルが並ぶバル小路 ホイリゲもどきのギゲル

ブルスト小路の突き当たりを右に曲がると、ケラーというよりは今はレストランになってしまったヴァイセン・ラオッホファングケラー(Zum Wieissen Rauchfangkehrer)があり、その建物沿いに歩くとケルントナー通りに出ることができます。

ブルスト小路から見たヴァイセン・ラオッホファングケラー ヴァィブルグ小路に戻る、右手に行くとケルントナー通りだ

左手に行くと、ケルントナー通りの比較的新しいデパート、シュッテフィルの裏口に行くことができます。

バル小路から見たシュッテフィルの裏口 シュッテフィルの裏口を通り過ぎて、このカフェの前を右手に行くとケルントナー通りに出る

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