ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)
オーストリア・ギャラリー(
sterreische Galerie)

修復の終わった上宮 美しく手入れされた庭園

ウィーンをトルコ軍から救ったオイゲン公(Eugen)が居城としていた、ウィーン南駅(Sdbahnhof)近くの美しい宮殿です。名前の由来もイタリア語で「美しい眺め」という意味になります。
ここは美しい庭園を挟んで上宮と下宮があり、それぞれ趣を異にする美術館が入っています。
「今は修復工事をしていて、ゆっくり見られない。」「夏場は工事が多い。」等、オーストリアに関する掲示板で、よくここの修復工事に対する不満を目にしますが、正直、工事をしていない時の方が少ないです。オーストリアを始めて訪れて以来20年近くになりますが、ここが工事をしていなかったのは1・2度です。常に修復工事中と考えてください。
また上宮のオーストリア19・20世紀絵画館(sterreichische Galerie des 19 und 20 Jahrhunderts)だけを見学する方が多いようですが、チケットは上宮と下宮共通です。時間があれば下宮のオーストリア・バロック美術館(sterreichisches Barockmuseum)もぜひ見学してみてください。
オーストリア・ギャラリーにはここの他に、アトリエ・アウガルテン(Atelier Augarten)も含まれます。

関連サイト
オーストリア・ギャラリーの公式サイト(ドイツ語、英語)

チケット、クリムトのキスはここで1番の人気の展示品 2006年に開催された「シーレと友人たち」展のチケット

行き方
国立オペラ座(Staatoper)前の路面電車乗り場カールスプラッツ(Kalsplatz)からウィーン南駅(Sdbahnhof)行きの路面電車D番に乗り、シュロス・ベルヴェデーレ(Schloss Belvedere)下車。所要時間10分強。ここですと上宮に一番近くなります。
宮殿の正面から入りたい場合は、ウィーン南駅(Sdbahnhof)下車。徒歩2分程度です。
上宮から下宮までは徒歩で10分程度、美しい庭園を散策しながら歩いていくことができます。
下宮からリンク通り(Ring)までは、目の前のウンタース・ベルヴェデーレ(Unteres Belvedere)から路面電車71番で5分程度。徒歩でも10分程度です。

上宮、19・20世紀絵画館 上宮より下宮を望む、遠くシュテファン大聖堂も見える

オーストリア19・20世紀絵画館(sterreichische Galerie des 19 und 20 Jahrhunderts)
グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の「接吻」(Der Ku)が展示されていることで有名な美術館です。クリムトの他にエゴン・シーレ(Egon Schiele)、オスカー・ココシュカ(Oskar Kokoschka)、あるいは彼らと同年代の画家のコレクションが充実しています。
クリムトの「接吻」に代表される金箔作品も見ごたえありますが、初期に書かれた人物画「ソニア・クニップスの肖像」の飾り気のなさにも引かれる物があります。またクリムトの風景画、「アッター湖畔の風景」や「カンマー城の公園の並木道」などは、印象派にも通じるところがあり、クリムトの別な面を見ることができます。
シーレのコレクションとしては、有名な「家族」「死と乙女」などがあります。また代表的な風景画「4本の樹」は、晩秋の風景の中に4本の樹が描かれ、その中の1本のみ葉を落としているという、なんとなく不思議な風景画です。シーレは人物画が有名ですが風景画も多く描いており、全ての風景画に共通する、ちょっとだけ変な感じ、でも普通の風景という感覚を味わえる作品です。
できれば、それ以外の画家の絵もゆっくり鑑賞してください。
またこの建物自体も非常に美しいものです。階段踊場とそこからの池の眺め、大広間、教会等、ぜひ絵から少しだけ目を移して建物も見てください。
ここでは期間を区切って特別展も開催されます。オーストリアゆかりの芸術家のものが多く、意外と面白い展示に出会えますので、時間があればこちらも覗いてみてください。

オーストリア・バロック美術館(sterreichisches Barockmuseum)
バロック期のオーストリア代表的な画家の作品や彫刻が展示されています。また、オイゲン公(Eugen)の豪華な居間も公開されています。別棟の中世博物館には、中世の祭壇画等が展示されています。

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