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メードリンク(Mdling)

最終訪問:2009年9月

街の中心部の市庁舎
大きな地図で見る

ガイドブックに掲載されていなかったり、掲載されていてもかなり小さかったりするメードリンク、でもこの町は見所満載、ワインも最高です。
まず見所から案内します。美しいルネッサンス様式の市庁舎とその前の広場、丘の上のサンクト・オトマル(St. Othmar)教会、ウィーンの森(ウィーンの森というのはウィーン市内のカーレンベルグ(Kahlenberg)あたりを指す言葉ではなく、ウィーン郊外も含めた広大な森林地帯の総称です。ウィーン近郊のメードリンクは、まさにこのウィーンの森の中という訳です。)を歩くハイキングコース、点在する古城跡(実際に人が住んでいるものもある)、リヒテンシュタイン公国(Frstentum Liechtenstein)ゆかりのお城、郊外にはヨーロッパ最大の地下湖ゼーグロッテ(Seegrotte)。また音楽関係なら、ベートーベン(Ludwig van Beethoven)が住もうとしたほど気に入っていたことでも有名で、この町の酒場の演奏家の為に「メードリンカー・ダンス」を作曲しています。郊外には、シューベルト(Franz Schubert)が「菩提樹」などを作曲したといわれているヘルドリッヒスミューレ停もあります。ロマンチック派なら、グーテンホフ・ミツコさんが晩年を過ごした町でもあります。ウィーンからも近いですし、時間のある方は1日じっくりこの町で過ごすのもいいのではないでしょうか。

サンクト・オトマル教会の庭から見た街 冬の町並み

見所としてのお勧めはリヒテンシュタインのお城です。スイスとの国境にあるあの小さな国のルーツのお城が、町はずれにそびえています。中は全てオリジナル、各部屋は殆ど土間で蝋燭を使うシャンデリアもあります。最上階からは遠くウィーンを眺めることもできます。煌びやかなイメージが付きまとうお城ですが、本当はこんなに質素なつくりだったのだと感心させられます。お城は町のはずれにありますので、右手の丘に上っていくか、森のハイキングコースを辿って行ってください。お城は町に付く前に列車の窓(進行方向に向かって右)からも見ることができます。
もう一つはゼーグロッテ、ガイドツアーで見学します。ナチスの地下工場になっていた時代もあり、内部は博物館のような感じもします。でもほの暗い湖の中を船でゆっくり進んでいくのは、なんともいえない不思議な感じがします。中は夏でも寒いので、上着は必ず持参してください。受付で毛布の貸し出しもあります。駅からはかなり遠くなりますので(徒歩20分程度)、ここも含めたウィーンの森観光ツアーに参加した方が便利かもしれません。町からはハイキングコースに案内がありますので、それに従って歩いて行ってください。
美しい小川が流れる町の中を散策するのもお勧めです。土曜日の午前中なら、支庁舎前の教会(Spitalskiche)の前で市が開かれています。丘の上のサンクト・オトマル教会の庭から見た町の景色も美しいです。
さらにメードリンクは、パプスブルグ帝国の時代から上流階級の夏の避暑地としても有名でした。だからグーテンホフ・ミツコさんの別荘なども建てられていた訳です。現在でもメードリンクは高級住宅地の1つです。町はずれには広大な庭園を持つ邸宅が散在しています。他人の家を覗き込むのはよい趣味ではありませんが、確かに見所の1つとも言えます。

丘の下の教会 市庁舎とサンクト・オトマル教会 サンクト・オトマル教会

さて大切なワインの話をしましょう。ここメードリンクは、ウィーンの南側のオーストリア鉄道(BB)の線路沿いに広がるワイン産地、テルメンレギオン(Thermenregion)に属しています。町の周りには葡萄畑が広がっています。ホイリゲもたくさんあります。ただしワインで有名な村グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)のように、ホイリゲ街のようなものが存在するわけではありません。ホイリゲは町の中に点在しています。目印の松の枝と電球をたよりに探してください。(ここの地図も参考にしてください。)ただ、この町のホイリゲではシュランメル音楽は期待しないでください。加えてワインで有名な町でもないので、ホイリゲでは観光客(特に外国人)は非常に少ないです。私が訪ねたホイリゲなど、オーストリア人の連れと入ったにもかかわらず外国人の評価が気になるのか、ご主人にテーブルの周りをうろうろされちょっと気後れしてしまいました。出る時に「Gut(美味しかった)」と言うと、本当に嬉しそうにしていました。観光の町ですが、ホイリゲは案外素朴な感じです。
駅からの近場としては、駅前のバスターミナルを右手に行くと小川が流れています。この小川を辿ると町の中心部に行く付くわけですが、この小川沿いにもホイリゲが点在しています。駅に近いところにありますので、この辺りを利用するのも便利ではないかと思います。
また、ワイン(ホイリゲ)の村グンポルスキルヒェンとの間には、「ベートーベンの道」とよばれるハイキングコースがあります。葡萄畑の中を歩いていきます。丁度、喉が渇いてくるころに、ワインの村に到着します。

小川沿いにあるホイリゲ ホイリゲは街並みの中にある

ホイリゲ

関連サイト
メードリンクの公式サイト(ドイツ語)
(ドイツ語の苦手な方は、ホイリゲの情報を探す為のドイツ語リストも参考にしてください。)

行き方
地下鉄1番線のソードティローラー・プラッツ(Sdtiroler Platz)からウィーナー・ノイシュタット(Wiener Neustadt)方面行きのオーストリア鉄道(BB)の快速または各駅停車で30分程度です。列車は1時間に2~4本程度あり大変便利です。
駅から町の中心部へは歩いて10分程度かかります。ウィーンから来た列車の進行方向に向かって右手の方へ歩いていってください。丁度、小高い丘(この丘の右手にリヒテンシュタインのお城がある)の見える方向です。