メルク(Melk)
最終訪問:2005年8月
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ドナウ河沿いにそびえる壮大な修道院、その下にメルクの町が広がっています。イタリアの作家ウンベルト・エーコー(Umberto Eco)の小説「薔薇の名前」の舞台ともなった、このベネディクト派の修道院があるメルクは、パプスブルグ家以前のハーベンベルク家が支配するオーストリアの首都でした。(976年から1106年)
修道院の見学は庭と聖堂の一部であれば無料で可能です。でもここまできたのであれば、少しお金を出してでも、ぜひ内部もじっくり見学してください。内部の見学はガイドツアーと自由に散策できるものがあります。自由型でも十分に内部を楽しむことができます。特にドナウ河を見下ろすテラスからの眺めと、壮大な蔵書を誇る図書館はお勧めです。聖堂の中もじっくり見学できます。ただし冬期はガイドツアーのみとなりますので注意してください。
さてワインの話です。ヨーロッパの修道院は昔からオリジナルのワインやビールを製造していて、それで副収入を得ているところが少なくありません。このメルクの修道院も例に漏れず、美味しいオリジナルのワインを造っています。大きな修道院だけにかなりの大きさの畑を所有しているらしく、ウィーン郊外の有名なワイン村グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)にも畑があります。ワインは修道院付属のレストランで飲むことができます。ここの料理の味もまずまずですので、修道院見学の後はぜひレストランにも立ち寄ってください。またメルクまで行く時間のない方は、ウィーン市内(1区)にワインケラーがあります。
また場所の関係で、メルクをワッハウ(Wachau)に入れてしまいましたが、正確にはメルクは葡萄栽培地域ワッハウには属しません。
関連サイト
メルク修道院のサイト(日本語解説あり)
行き方
ウィーン西駅(Westbahnhof)よりオーストリア鉄道(
BB)で約1時間15分。駅から修道院までは歩いて10分程度です。修道院は駅から見えていますので、その方向に歩いて行ってください。修道院は丘の上ですので、急な階段を上る近道と、なだらかな坂を登る道に途中で分かれます。どちらの道も最終的には修道院の入口に繋がっています。
列車は1時間に1本程度しかありませんので、必ず行き帰りの時刻をオーストリア鉄道(
BB)のサイトで確認しておくことをお勧めします。曜日によっても若干の時刻の変更がありますので、必ず訪問予定の日の時刻を確認してください。
修道院には大きな駐車場も併設されていますので、車で行くことも可能です。その場合は運転手の方はワインを我慢してください。
また帰りは(行きでも言い訳ですが)、ドナウ河下りの観光船を利用することもできます。メルクからクレムス(Krems am der Donau)までは世界遺産にも登録されている、ドナウ河有数の景勝地ワッハウ(Wachau)渓谷です。(勿論、ワインでも有名です。)できれば最高の景色を楽しみながら、ゆっくりとウィーンに戻ってください。観光船には修道院下(町と反対側のドナウ河沿い)の乗船場より乗ります。4月から10月までの季節営業ですので、時刻などはオーストリア政府観光局のサイト(日本語版あり)にて確認してください。クレムスの乗船場は駅からかなり遠いので、乗り換えの時間には余裕を持ってください。途中のワインの村スピッツ(Spits)やデュルンシュタイン(D
rnstein)で船を下りて、オーストリア鉄道(
BB)に乗り換えることもできます。