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グリンツィング(Grinzing)

観光客が集う、古き正統派ホイリゲ街

最終訪問:2014年6月

Grinzing  
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オーストリアで最も有名なホイリゲ村です。
ウィーン中心部から訪れると、かなり郊外の方に行きますし時間もかかりますが、ここはウィーン市内です。ホイリゲ村ではなくホイリゲ街です。
ホイリゲは路面電車のグリンツィング駅(Grinzing)を中心に東西に軒を並べていましたが、現在は団体客を多く収容できる大きなホイリゲが点在するだけです。夕食時は団体の観光客で各ホイリゲはいっぱいとなります。日本からのツアーで行く場合も、オプショナル・ツアーなどでホイリゲを頼むとほぼ間違いなくグリンツィングに行くことになります。
殆どのホイリゲはシュランメル音楽の楽士を入れており、それ目当ての観光客も多くなります。

Grinzing   Grinzing

グリンツィングも昔ながらの葡萄農家が家族で経営するホイリゲも皆無という訳ではないのですが、自家製ワインではなく買い付けたワインを飲ませるホイリゲ風レストランが多くなっています。ただし、大きなホイリゲは全てホイリゲ風レストランというわけでもなく、ワイナリー経営の自家製ワインを飲ませてくれる店もあります。

Grinzing   Grinzing

近年は団体客を収容できない小さなホイリゲの閉店が相次いでいます。
グリンツィングは観光客相手のホイリゲ街というイメージが強いですが、実際は地元の人達を常連とする昔ながらの家族経営のホイリゲも少なくありませんでした。ところが近年になり、地元の人達や小グループの観光客の足が遠のいてしまいました。その為に経営の苦しい小さな店の閉店が多くなっているのです。ウィーン市も事の深刻さにようやく気が付いたようで、景観条例のようなものをつくり、昔ながらのホイリゲ街の街並みを守ろうとしています。但し、その景観条例も廃業したホイリゲの後に入るのはイタリアンレストランやビア・バーで、ホイリゲの減少に歯止めをかける役割は果たしていません。

Grinzing   Grinzing

ここはウィーン市を一望できるカーレンベルク(Kahlenberg)への入口でもあります。
カーレンベルクの中腹で、バス(38A番)が走る道沿いの2軒のホイリゲもグリンツィングに所属しています。
路面電車の駅から少し山の方にある教会裏手の墓地には、音楽家グスタフ・マーラー(Gustav Mahler)のお墓があります。

ホイリゲ
多くのホイリゲでは自家製ワインの量を調整する為休業期間を設けています。
ここで紹介するホイリゲを利用する場合は、必ず各ホイリゲのサイトまたは地域のサイトで営業日を確認してください。

行き方
ウィーン中心部から行く方法は2つあります。
地下鉄2番線のシュッテントーア・ウニバーステート(Schttentor-Universität)駅に隣接する路面電車のターミナル、シュッテントーア(Schottentor)から路面電車38番グリンツィング(Grinzing)行きに乗り、終点のグリンツィングで降りる。
地下鉄4番線で終点のハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)まで行き、市バス38A番カーレンベルク(Kahlenberg)行きに乗り、グリンツィングで降りる。
時間的には後者の方法が早いです。個人的には、ウィーンの街を見ながらゆっくりと坂道を上っていく、前者の方法が好きです。特に帰りは必ず前者の方法で帰ってきます。夕暮れ時のウィーンの車窓は最高です。