バーデン(Baden bei Wien)

最終訪問:2007年8月

公園の展望台から見たバーデンの街

ガイドブックではカジノと温泉の町とぐらいしか紹介されていないバーデンですが、実はオーストリアでも有数のホイリゲ地帯の中心に位置しています。町の北側にはウィーン市外で最も有名なホイリゲ村グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)があります。町の南側には知る人ぞ知るマニアックなホイリゲ村ソース(Sooがあります。つまりバーデンの周りはホイリゲ天国と言っても過言ではありません。
さてこの町の見所ですが、勿論、カジノと温泉です。ホテルに滞在して温泉治療(ヨーロッパでは温泉は観光というより、病気などの治療として利用される方が多いです。)、およびエステを受けることもできます。町の丘の上に広がる公園を散策するのもいいでしょう。展望台から美しいこの町を一望することができます。
音楽関係ではベートーベンハウス(Beethvenhaus)(ということは住んでいたのですね)もあります。特に、「第9」を完成させた家は博物館として公開されています。モーツァルトの奥様もよくこの町に滞在されていたようです。公園では時々演奏会も開かれています。聞いている分は無料ですが、パンフレットがくばられたら気持ち分だけ心付を差し上げてください。
この町はヨーロッパ各地からの観光客も多いので、町の中のお土産物屋さんなどを見て歩くのも楽しいです。町の中心の広場にはかなり立派なペスト記念柱もあります。

街の中心部のペスト記念柱 冬の町並み

ではワインの話です。ここバーデンはウィーンの南側のオーストリア鉄道(BB)の線路沿いに広がるワイン産地、テルメンレギオン(Thermenregion)の中心地と言って差し支えないでしょう。ヴィノテク(Vinothek)のワインの品揃えも充実しています。ヴィノテクは町の中心の市場の一角にあります。ワイン通ならぜひ立ち寄ってください。ついでに市場を覗くのもいいかもしれません。

ヴィノテク、昼休みがあるので注意 ベートーベンハウス

ホイリゲは町の周辺に点在しています。ワインで有名な村グンポルスキルヒィンのようにホイリゲ街のようなものが存在するわけではありません。ホイリゲが在るのは町外れの葡萄畑が始まる辺りです。目印の松の枝と電球をたよりに探してください。必ず見つかります。公園から駅へ向かう辺りにも数件のホイリゲがあります。また町のすぐ北側には、ワインで有名な村プファフェステッテン(Pfaffsttten)があります。この村との町並みは途切れることなく続いています。その町並みの中にもホイリゲが点在しています。駅からですと中心部と反対方向になります。ただしどのホイリゲも普通の町並みの中にありますので、目印の電球を見落とさないように注意してください。昼間に開いているところもありますが、多くのホイリゲは夕方ぐらいから開店するようです。

モダンなバーデンの駅、ホイリゲは街の中心部に向かって右手に多い 町並みに紛れてホイリゲがある。看板や電球に注意

関連サイト
バーデンの公式サイト(ドイツ語、英語、イタリア語、ロシア語)
(ドイツ語の苦手な方は、ホイリゲの情報を探す為のドイツ語リストも参考にしてください。)

行き方
ウィーンから行く方法は2つあります。
ウィーン南駅(Sdbahnhof)からウィーナー・ノイシュタット(Wiener Neustadt)方面行きのオーストリア鉄道(BB)の快速、または地下鉄1番線のソードティローラー・プラッツ(Sdtiroler Platz)からオーストリア鉄道(BB)の各駅停車で30分程度です。列車は1時間に2〜4本程度あり大変便利です。駅から町の中心部までは歩いて10分程度です。駅前の広場を横切り、丘の方に歩いて行ってください。
二つ目は少し時間がかかりますが町の中心部まで行けるので、かえって便利かもしれません。
ウィーン中心部のオペラ座前から出ているバーデナー・バーン(Badner Bahn)で、終点のヨーゼフ広場(Josefsplatz)まで行きます。所要時間は1時間強です。

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