シュタットホイリゲ(Stadtheuriger)
2010.07.04
ウィーン1区、旧市街のほぼ中心部にシュタットホイリゲ(町のホイリゲ)を名乗る店があるが、残念ながらそこはホイリゲではない。本当のシュタットホイリゲに行きたければ、もうオッタークリンク(Ottakring)に行くしかない。
今更だが、ホイリゲは葡萄栽培農家がその家で醸造したワインを飲ませる簡易食堂のようなものだ。農家の敷地内にあることが殆どなので、立地条件は葡萄畑の近く、市街地にあることもない訳ではないが、裏側の出入り口からは葡萄畑に直結していることも多い。グリンツィング(Grinzing)やハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)も道を一つ逸れると、かなりの田舎道になる。
オッタークリンクは地下鉄、オーストリア鉄道(
BB)の近郊線、路面電車の駅がある。特に地下鉄は、ウィーン中心部のシュテファンスプラッツ(Stepansplatz)から直結している。地下鉄3番戦の終点とはいえ乗り換えはない。乗車時間も15分程度だ。そこにホイリゲ街がある。
オッタークリンクで地下鉄を降りると、高層ビルが目に入る。駅前の広場は、いかにも「最近開発されました。」という雰囲気で、高層のアパートが立ち並んでいる。ホイリゲ目的でこの地を訪れた人は、「場違いでは?」と戸惑うしかない。
でも、ホイリゲはある。
駅前の高層ビルの間を抜けると、ビルとビルの間に電球が灯っている。
壮大な教会の前の路面電車の線路の脇に、ウィーンで1番古いホイリゲがある。
高層ビルを背後に従えた住宅地の一角に、ホイリゲの文字が見える。
まさに、町の中のホイリゲ、シュタットホイリゲだ。
しかも、冗談みたいだが、ホイリゲ風レストラン(ホイリゲというのは名前だけで、ワインは仕入れているレストラン)ではない。
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ところで、オッタークリンク、駅前の中心部は都会だが、市街地を離れればウィーン中心部を見下ろす高台に葡萄畑が広がっている。ここが、彼のホイリゲ達の本拠地、大切な葡萄畑である。






