メードリンクかマイトリンクか? 快速電車での騒動
メードリング(M
dling)はウィーンの南、列車で30分くらいのところにある小さな町だ。さて、ウィーン市内にはマイトリンク(Meidling)という町もある。オーストリア鉄道(
BB)も市電も地下鉄も止まる。最近はターミナル的要素が強くなってきて、ショッピングモール等もある。
私はその日、何時ものように居候先に帰るべく、 ウィーン南駅(S
dbahnhof)から快速電車に乗った。別に問題ない、よく乗る列車だ。そこにアメリカ人の2人連れが乗り込んで来た。そして座っている人に聞いた。「この列車はメイドリンクに止まりますか?」
聞かれた人は分からなかった、メードリンクかマイトリンクか。だから聞き返した。でもアメリカ人の発音が悪い。私にも分からない。聞かれた人は困り果てた。
その列車は快速なのでメードリンクには止まるけど、マイトリンクには止まらない。何度も聞き返す。その車輌全体が騒然となる。アメリカ人はウムラウトの発音が悪い。というか、多分知らない。結局、メードリンクであることが分かり、一件落着。
しかしその後も、客どうしがお互いに降りる駅を確認しあっている。私も聞かれた。完全な発音かどうかはとにかく通じた。「その駅は止まるよ。」決まっているじゃない。そのためにこの列車に乗ったのだから。
しかし外国語は難しい。ドイツ語は特にアクセント重視、正確に発音してもアクセントが違うと通じない。というか、いいかげんでもアクセントが合っていると意外と通じる。私も強く発音するところを強調して、あとはムニャムニャ言っている。それで聞き返されないから面白い。
しかしこの騒動のおかげで、車内の人と楽しく会話ができた。何時もはみんな無言でブスットしているのに、案外楽しかった。これも発音の下手なアメリカ人のおかげ、感謝しております。