このサイトについてサイトマップお問い合わせ

がんばろう 東北! がんばろう 紀伊半島!
 
カスタム検索
オーストリアワイン 通販 オンライン・ショップ クラインケラー ~ホイリゲへ行こう!~
ホイリゲへ行けるのか?
Kino_Sanの手抜き時々真剣料理
Kino_Sanのやっぱり麺が好き!

イルミッツ(Illmitz)への遠い道
誰か教えてよ!

2005年

ノーシードラ湖(Neusiedler See)を横断クルーズしようと考えたのは、かなり単純な理由である。
近いと思ったからだ。
ウィーンの南に位置する葡萄栽培地域テルメンレギオン(Thermenregion)中心部の村に住んでいたこともあり、アイゼンシュタット(Eisenstadt)ルスト(Rust am See)にはよく行った。いつも西岸から東岸(ハンガリー方面)を見ていた。折角だから、横断クルーズに参加しようと思っただけのことだ。しかも東岸はオーストリア有数の赤ワイン産地。白ワイン等の私とて、それなりに魅力は感じる。
オーストリアの果ての赤ワインの産地のホイリゲで、ひっそりと飲んでる東洋人なんてそれなりに絵になるではないか。まぁ、そんな理由はとにかく、私は横断クルーズを決行した。
ノーシードラ湖を横断するルートはいくつかある。西岸北部のブラィテンブルン(Breitenbrunn)と東岸北部のポデェースドルフ(Podersdorf)間、西側南部のルストと同じく東岸北部のポデェースドルフ間である。しかしこちらは便数も少ないし、時間的にもウィーンから日帰りでいく私には不利だ。そこで探しまくって、メルビッシュ(Mörbisch am See)イルミッツ(Illmitz)間を2つの船会社が運行していることを探し出した、しかも両社とも1時間に1本、交互に運行しているから実質は30分に1本ということになる。オーストリア的にいえば、殆ど待たなくてもよい間隔である。
私は躊躇なくこの便を選んだ、ただ1つだけ問題があった、両港とも町のどの位置にあるのかが事前に分からなかったことだ。だが、まぁ、メルビッシュ・イルミッツ間となっているのだから、町の湖沿いなのだろう、そんな安易な気持ちで私はメルビッシュを目指した。
メルビッシュの港は中心部から歩いて20分程度、そう遠くはない。葦原沿いの遊歩道も気持ちいい。散歩にはいい感じだ。港に着いた時は丁度折り返しの船が入って来るところだったので、殆ど待たずに乗れたのもラッキーだった。
決して水が綺麗とはいえないまでも、やはりオーストリアのウォータスポーツの中心地ノイシードラ湖である。気持ちよくイルミッツの港についた。
さて、イルミッツの港から町影は見えない。道路が真直ぐ続いているだけだ。みんな自転車や馬車(?)に乗ってやってくる。でもイルミッツなのだしそんなに遠くはないだろうと、私はお得意の思い込みをしてしまった。誰かに聞けばよかったのだが、それは後の祭りだ。

イルミッツ   イルミッツ

とにかく、私は真直ぐな道を歩き始めた。30分ぐらい歩くと、コウノトリ保護区の看板が見えてきた。緑はよく保護されている。流石は世界遺産だ。しかし町は見えない。自転車の人とすれ違う。
「まだ、港は遠い?」
「遠いよ。私は30分歩いたわ。」
彼らは少しがっかりしたような様子だ。ということは、それまでにかなりの距離を自転車で走ってきたことになる。つまりイルミッツはまだまだ先なのだ。がっかりするより、バカな自分に腹を立てたが、もう多分遅い。ここは道のりを楽しむしかない。
コウノトリの保護区が終ると、私の大好きな葡萄畑が始まった。高級ワイン産地だ、テルメンレギオンなんかとは雰囲気がだいぶ違う。ネットで保護されている葡萄まである。ここでようやく教会の塔らしき物が見えてきた、町は近そうだ。そういえば自転車の数も増えている。
やがてイルミッツの看板が見えてきた。所要時間1時間、よく歩いた方である。のどはカラカラ、早急にホイリゲを探す。ところが開いている所がない。
結局、町の中心部まで歩くことになった。
バス停でノイシードル・アム・セー(Neusiedl am See)行きのバスの時間を再確認して、近くのホイリゲに入る。
何時もはヴァインゲスピリッツ(Weingespritzt)は頼まない私だが、今回は仕方ない。ワインをそのまま飲んでしまうと倒れてしまいそうなのだ。そしてここで、その日最大の大失敗をしてしまった。なんとオーストリアで1・2の赤ワイン、特にツヴァイゲルト(Zweigelt)の産地で、ヴァイス・ブルグンダー(Weiss Burgunder)を頼んでしまったのだ。ここはイルミッツ、冗談にもならない。半分ぐらい飲んで気が付いたのだが、もう1杯はきつい、疲れすぎている。ツヴァイゲルトは購入だけにした。このことにくらべたら、港から1時間歩いたなんて大したことない。でもそのおかげでドジをふんだのも事実だ。
イルミッツの港から町はかなり遠い、できれば町のサイトにでも書いていてほしい。とはいえ、そんなところを歩いて来る東洋人がいるなんで、町の人も想像できないかもしれない。ここは自己責任、港でイルミッツまでの距離を確認しなかった自分を責めるしかない。