カフェ・コンディトライ(Caf
Konditorei)ではきっとトルテ(Torte)も食べるべきなのです 甘い街ウィーン
ウィーンはトルテ(ケーキ)の街である。そしてカフェの街でもある。カフェというのは関西人的に言うと「茶する処」である。基本的にはコーヒーが売り物で、トルテや食事、他の飲み物もあるが、日本では考えられないぐらいバリエーションのあるコーヒーを注文して、ゆっくりと新聞や本を読んだりする場所だ。勿論、デートに使ってもかまわない。こちらは日本と同じである。
さて、日本では馴染みの薄いものにカフェ・コンディトライがある。いわゆるケーキ屋さん+喫茶店である。主体はもちろんトルテになる。店に入ると目に付くのは大きなトルテのショーケース。日本ではとてもトルテなど食べそうにない大柄な強面のおじさんが、ショーケースの前でどれを食べようかと迷って立ち尽くしていたりする。納得しがたい光景だが、オーストリアでは甘い物好きの男なんて珍しくもない。日本で言うところの辛い物(アルコール類)を普通に飲み、甘い物(トルテやチョコレート)を美味しそうに食べている。
私がよく行っていたカフェはコンディトライでもあったので、入口を入ると直ぐに引いてしまうようなトルテのショーケースがあった。私はできるだけそれを無視して席に着くのだが、気の利いた給仕はわざわざトルテはどうかと勧めてくれる。甘い物の苦手な私には大きなお世話なのだが、カフェ・コンディトライに毎日のように通い、メランジェ(コーヒーのバリエーションの1つ:Melange)だけをオーダーする私の方が変わり者の部類かもしれない。カフェ・コンディトライでは、多分トルテも注文すべきなのです。