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オーストリア政府観光局
オーストリア2ジャパン
オーストリーワインマーケティング協会

 

徒歩10分

2009.12.23

間違いありません。メンヒホフ(Mnchhof)ゴルス(Gols)の市街地の間は約1km、徒歩10分です。

列車は行ってしまった 駅前の通りで見つけた、ワインの町の主張

その駅で降りたのは私1人だった。検札に来た車掌は、「本当にここで降りるのか?」と何度も聞いてきた。見るからに外国人の私が、観光する為に降りるに値する駅はここではないのだろう。でも、私の気持ちは揺るがない。私の目的は観光ではない。美味しいはずのワインだ。
降りた駅はメンヒホフ・ハルプトゥム(Mnchhof-Halbtum)。人が一人立つといっぱいになってしまうぐらいの幅しかない細長いホームに立ち、降りた列車を見送った。先程の車掌が手を振ってくれた。列車はブルゲンラント(Burgenland)の青い空と葡萄畑の緑の中に向って小さくなっていく。
私は周りを見渡した。


何もない。

そこが駅とも分かりにくい。でも列車(しかも一応快速)が停まるのだから、駅には違いない。市街地はすぐそこにあるが、そこに出る道もない。別に閉鎖されている訳ではない。改札がない駅特有の、どこでも入口なのだ。取りあえず線路を横切り、街路樹の下の空きスペースを歩いて、道に出た。駅前商店街なんて、絶対に有得ない。ただの住宅地だ。
目的はホイリゲワイナリー、下調べしておいた地図と住所を手掛りに町の中を歩き廻る。

駅に近いホイリゲ 中心部のワイナリー

メンヒホフは意外と大きな町で、ホイリゲ街のあるサントヘーエ(Sandhoehe)までは駅から1kmぐらいの距離があった。ホイリゲやワイナリーも大方チェックし終わり、この町のホイリゲが軒並み16時か17時からしか開かないことを知った私は、次の町へ行くことを考え初めていた。
町の中心部の交差点、右も左もワイナリー、でも閉まっている感じだ。食堂はなさそうだし、ホイリゲが開くには5時間近くある。


時刻表を取り出す。
次の列車まで1時間、バスは30分。ここから駅までは多分1kmぐらい。10分ちょっとかかる感じだ。


地図を取り出す。
ゴルスの駅から中心部までは1km位。多分10分ちょっと。ゴルスは東西に広がっているので、町の端まで歩くと30分近くかかるかもしれない。
メンヒホフは北を頂点に台形に広がっており、立っている交差点から市街地の終わりまでは5分程度だろう。そこから約1km位の空白(?)があり、ゴルスの市街地になる。ということは、メンヒホフとゴルスの間は10分程度?


これは歩いた方が早い!!


私はウィーン南駅(Sdbahnhof)で購入した水を開けて1/3程飲んだ。


「行くぜ!!」


メンヒホフの市街地が終わる処までは予想通り5分もかからなかった。家並みが続いているので、できるだけ影を歩いた。影を出る前に空を見上げる。


雲一つない。


道はほぼ直線で延びており、ゴルスの街並みが小さく見える。路肩を歩くのは危険なので、私は道路と葡萄畑の間の歩行者専用道路(いわゆるあぜ道?)を歩くことにした。
さて、メンヒホフとゴルスの市街地の間の空白、何にもない部分は葡萄畑である。見渡す限り、小高い丘の上まで葡萄の木が続いている。家はない。途中に1つだけワイナリーがある。ちょっとモダンな造りで、列車からも見えるので気に掛けていたのだが、ここも閉まっている。時は収穫と仕込みの秋、ワイナリーは忙しいのだ。
やがてビラ(Billa:スーパー)が見えてきた。ここまで10分弱。ゴルスに着いた。
喉の渇きより、紫外線の強さが気に掛かる。遅ればせながら、市街地で日陰を探す。

メンヒホフが終わる この通りの葡萄畑です

だから、間違いありません。メンヒホフとゴルスの市街地の間は約1km、徒歩10分です。
でも、気軽に歩くのは考えものです。

ワイナリー ようやくゴルスの市街地に